top of page
  • 執筆者の写真頌栄教会

「復活節に入りました」

「復活節に入りました」

 6週間半にわたる「受難節(レント)」の期間をどのように過ごされましたでしょうか。私たちは先週イースターの礼拝を共に守り、主の御復活をお祝いいたしました。ここから教会の暦では「復活節」という季節に入ります。6月9日の聖霊降臨祭(ペンテコステ)へと向かう50日間です。この期間は特に聖霊のお働きに心を向け、神の御業を待ち望む期間です。

 聖霊降臨祭は、キリストにおける救いの出来事をたどる一連の祝い――クリスマス、受難日、復活祭、昇天日、聖霊降臨祭―の最後に位置しています。J.モルトマン(ドイツの神学者)は「この聖霊降臨祭こそ他の祝いの目標である」と語りました。この聖霊のお働きがあるからこそ、今ここに生きている私たちが、二千年前にキリストによって成し遂げられた罪の贖いの恵みにあずかるのです。この聖霊のお働きがあるからこそ、罪を赦され救われた者として天の御国の命と力にあずかり、また、この世に遣わされた者として生き始めるのです。信仰生活とはキリストが御父から受けて注いでくださった聖霊を通して与えられる新しい命に生きる生活です。イエス様は弟子たちに、この約束された聖霊を待ち望むようにと言われました。弟子たちはひたすら切なる祈りをもって待ち望みました。そして、約束された聖霊はあのペンテコステの日に、ついにこの地上に注がれたのです。

 聖霊降臨祭に至るこの期間、あの最初の弟子たちのように切なる祈りをもって聖霊なる神とその御業をひたすら求めてまいりましょう。    (清弘剛生)

神はこのイエスを復活させられたのです。わたしたちは皆、そのことの証人です。それで、イエスは神の右に上げられ、約束された聖霊を御父から受けて注いでくださいました。あなたがたは今このことを見聞きしているのです。 使徒言行録2:32‐33

閲覧数:7回

最新記事

すべて表示

「御心が行われますように」(主の祈り5)

「御国が来ますように」という祈りに、この第三の祈りが続きます。これは第 二の祈りの内容的な展開であると考えられます。「御国が来ますように」と祈る ということは、天におけるように地の上にも神の御心が行われることを願い求め ることでもあるからです。...

Comments


bottom of page