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  • 執筆者の写真頌栄教会

「聖霊の働き」(2)  

 聖霊は人を神との交わりの中に新しく誕生させ、新しい命に生かします。

 新約聖書は繰り返し「新しい誕生」について語っています。イエス様はある夜に訪ねて来たニコデモにこう言われました。「はっきり言っておく。人は、新たに生まれなければ、神の国を見ることはできない」(ヨハネ3:3)。またこうも言われました。「はっきり言っておく。だれでも水と霊とによって生まれなければ、神の国に入ることはできない」(同5節)。使徒ペトロは迫害に苦しむ小アジアの諸教会に次のように書き送りました。「神は豊かな憐れみにより、わたしたちを新たに生まれさせ、死者の中からのイエス・キリストの復活によって、生き生きとした希望を与え、また、あなたがたのために天に蓄えられている、朽ちず、汚れず、しぼまない財産を受け継ぐ者としてくださいました」(1ペトロ1:3-4)。パウロはテトスにこう書き送りました。「この救いは、聖霊によって新しく生まれさせ、新たに造りかえる洗いを通して実現したのです」(テトス3:5)。

 聖書が「新しい誕生」について語る時、それは単なる比喩的な表現ではありません。それは人の言葉や行為がもたらす心理的な変化などの類でもありません。イエス様もペトロもパウロも、目に見えぬ領域において現実に起こっている出来事について語っているのです。それは神のみが成し得ることであり、純粋に神の御業です。ですから、それは「聖霊の働き」によるものとして語られているのです。                           (清弘剛生)

しかし、わたしたちの救い主である神の慈しみと、人間に対する愛とが現れたときに、神は、わたしたちが行った義の業によってではなく、御自分の憐れみによって、わたしたちを救ってくださいました。この救いは、聖霊によって新しく生まれさせ、新たに造りかえる洗いを通して実現したのです。 テトス3:4-5

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