top of page
執筆者の写真頌栄教会

「聖霊の働き」(7)


 聖霊は福音宣教に必要とされる力を与えてキリスト者を備えます。

 キリストは復活され、弟子たちに度々現れました。「イエスは苦難を受けた後、御自分が生きていることを、数多くの証拠をもって使徒たちに示し、四十日にわたって彼らに現れ、神の国について話された」(使徒1:3)と書かれています。復活のキリストにまみえるという深い宗教的な体験を与えられました。しかもそのキリストによって直々に神の国について教えられた弟子たちでした。聖書を悟るように心の目が開かれ、聖書がキリストについてどのように語っているか、なぜキリストが苦難を受けなくてはならなかったかを教えられた弟子たちでした。語るべき真理は既に与えられていました。しかし、それにもかかわらず、彼らはすぐに出て行ってキリストを宣べ伝えることは許されなかったのです。弟子たちはエルサレムに留まるように命じられました。彼らは時が満ちるのを待たなくてはなりませんでした。なぜでしょうか。「あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける」と主は言われました。彼らに必要とされていたのは天からの力でした。

 この国においてキリストを伝えることは難しい。家族にキリストを証しすることは難しい。そんな声をしばしば耳にします。しかし、本当は「難しい」のではなく「不可能」なのです。実際に復活のキリストに会った人たちでさえ、そのままではキリストの証人にはなれなかったのですから。私たちはひたすら聖霊のお働きに期待し、上からの力を求めねばならないのです。    (清弘剛生)

あなたがたの上に聖霊が降ると、あなたがたは力を受ける。そして、エルサレムばかりでなく、ユダヤとサマリアの全土で、また、地の果てに至るまで、わたしの証人となる。 使徒言行録1:8

閲覧数:18回

最新記事

すべて表示

「御心が行われますように」(主の祈り5)

「御国が来ますように」という祈りに、この第三の祈りが続きます。これは第 二の祈りの内容的な展開であると考えられます。「御国が来ますように」と祈る ということは、天におけるように地の上にも神の御心が行われることを願い求め ることでもあるからです。...

Commenti


bottom of page